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つくばオープンガーデンについて

つくばオープンガーデン

2002年の初開催以来、「つくばオープンガーデン」は今年で22回目の開催を迎えました。

庭主が植物を育て、庭を造り、それをお客様を招いて観ていただく。お庭の愛好家はイエローブック(※)を片手にいくつものお庭を巡る。それをチャリティーの催しものとして社会貢献につなげるのが、イギリス発祥の”オープンガーデン”という取り組みです。

幼い頃からの花好きで、つくばの住民になってからもその延長で草花を育てていましたが、園芸大国イギリスならではの”オープンガーデン”という活動を知った際には、新鮮な驚きとやり甲斐を感じました。

そこから、子育て仲間3人で始めたオープンガーデンですが、今年は、新しく11人のお仲間が加わり22のお庭を公開いたします。

オープンガーデンの一番の魅力は、普段は接する機会のない近隣地域の方々や遠方からのガーデニングファンの方々と庭主が、お庭造りや花談義で楽しいひと時を過ごせるところでしょう。そしてそこにはチャリティーという取り組みが根幹にあって近隣地域や社会への貢献に参加できるということでしょう。

庭にいる人は、黙々と作業をしているわけではありません。芽が出た、はじめて植えた草花に蕾がついた、枯れたと思っていた株に新しい枝が出た!と感動し、生きている植物と会話をしています。さて、秘密の花園に見知らぬ人々を招き入れるのはかなり勇気のいることで苦労もありますが、観に来て下さったお客様とその喜び、楽しさを分かち合いたいと思っています。幸いに毎年、感謝や励ましの言葉をいただき、公開した庭主さん方は大きな充実感を得ています。

来訪者は庭を楽しみ、オーナーはやりがいを感じながら、寄付によって、他の何処かの人々の一助になり喜びとなる。庭が生み出すこの好循環を、つくばの地でも続けていきたいです。

今年は茨城の東と西に公開庭がひろがりました。どの庭主さんも暑い中、草と格闘し虫や棘に悩まされながらも庭をオープンするために静かな努力を重ねてきました。そして、皆、我が庭に訪ねて来てくれるであろうお客様をドキドキしながらお待ちしています。どうか、ドライブを兼ねて各お庭を巡ってください。そして、初夏の素敵な日をお過ごしください。そしてそして、巡るその日がお天気であります様に。

つくばオープンガーデン代表 田中

※イエローブック・・・オープンガーデンを初めて開催した英国慈善団体ナショナル・ガーデン・スキームが発行するハンドブック。その年の公開庭をまとめたもので、同団体のイメージカラーである黄色の装丁から”イエローブック”の愛称で親しまれており、それを片手に、今年はどこに出かけようか、と思いを巡らせるのが、英国の庭好きたちの春の楽しみとなっている。

(参照:GARDEN STORY「個人のお庭が見られるオープンガーデン・イギリスの賢い仕組み」
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